洗濯ネットの収納はどうすればいい? 〜カビを防ぎスッキリ収納する方法〜
100円ショップでも気軽に買える洗濯ネット。型崩れを防いだり、小物をまとめたりできる便利グッズとして、愛用している人は多いはず。種類も豊富で、気が付けば枚数が増えて収納に困ることも……。しかも、しまい方によってはカビの発生につながることもあるため、注意が必要です。今回は、「洗濯ネットの収納」について、カビをよせつけず、かつ、スッキリ収納する方法を紹介します。
| <この記事のポイント> ●洗濯ネットはしっかり乾かして収納する ●吊るすと乾燥した状態を保ってカビ予防に ●入れる収納はおしゃれに見せやすいけど、カビ対策必須 |
そもそも、なぜ洗濯ネットを使うの?

洗濯をするときは洗濯ネットを使った方が良い、と聞いて、なんとなく使っている方も多いのではないでしょうか。まずは、基本の再確認として、洗濯ネットを使う目的を見ていきましょう。
洗濯ネットを使う目的は大きく分けて3つ
洗濯ネットを使う目的は、大きく分けると「衣類のダメージを防ぐ」「洗濯物同士の絡まりを防ぐ」「糸くずなどの付着を防ぐ」の3つです。洗濯機で洗うと汚れが落ちる仕組みなどを交えながら、順に詳しく解説します。
① 衣類のダメージを防ぐ
はじめに、洗濯機で洗うと汚れが落ちるメカニズムを大まかに説明します。洗濯機は、洗濯槽を回転させて水流をつくり、洗濯物同士をこすり合わせることで汚れを落としていく仕組みです。なので、「摩擦」はつきもの。ニットや女性下着などデリケートな素材でできているものはとくに、摩擦で生地を傷めてしまうおそれがあります。そこで、洗濯ネットの出番です。洗濯ネットに入れれば、ほかの洗濯物との直接的な接触を避けることができるため、生地にかかる負担が軽減されるのです。摩擦による刺激は、衣類の「型崩れ」や「毛玉発生」の大きな原因でもあります。そのようなトラブルを防止するためにも洗濯ネットの活用は効果的といわれています。
② 洗濯物同士の絡まりを防ぐ
洗濯機で洗うと、衣類や下着、タオルといった洗濯物同士が絡んでしまいがちです。洗濯物にスパンコールやビーズ、ボタン、ファスナーなどの付属品がついている場合は、複雑に絡み合うことで破損するおそれがあります。そればかりか、ほかの洗濯物に引っ掛けて傷をつけないとも限りません。洗濯ネットは、絡まりを防ぎ、素材のダメージを回避する役割も果たします。
洗濯物が絡むと、すすぎや脱水が十分に行えない可能性も。洗濯ネットの使用は、そうしたすすぎ残しを防ぐ手段にもなります。
③ 糸くずなどの付着を防ぐ
洗濯ネットは、糸くずなどの付着を防ぐのにも役立ちます。たとえば、無撚糸(むねんし)タオルは、ふわふわとした感触が心地よく、吸水力や通気性に優れていますが、毛羽落ちしやすいというデメリットがあります。そんな特徴を持つものと一緒に洗濯をすれば、毛羽や糸くずがほかの洗濯物にもついてしまうのです。解決法としては、毛羽落ちしやすいもの(主にタオル類)と衣類などを分けて洗濯する方法があります。ただ、時間的にも経済的にも得策とはいえないかもしれません。洗濯ネットを活用すれば、そうした糸くずの発生が減り、他の洗濯物への影響が軽減します。
ところで、SNS上では「汚れ移り」や「色移り」も洗濯ネットに入れれば防げるという情報がしばしば見られます。もちろん有効な場合もありますが、汚れがひどいもの・色味が大きく異なるものは、やはり分けて洗うのが基本です。洗濯ネットも完璧なものではありません。汚れや色落ちの程度をきちんと見極めて判断しましょう。
【洗濯ネットの収納法】カビをよせつけずにスッキリ収納!

洗濯ネットの使い方をお伝えしましたが、今回のテーマは「洗濯ネットの収納」です。続いて、収納法を考えてみましょう。ざっくり分けると「吊るす」or「入れる」の2択です。順に紹介します。
洗濯ネットの収納法①:吊るす
吊るす収納でよく用いられている方法が、「S字フックにかける」「ピンチハンガーを利用する」です。以下に、メリット・デメリットを紹介します。
<吊るす収納のメリット>
*洗濯ネットの乾燥と収納が同時に行える
*吊り下げられているから一目でサイズなどがわかり、探す手間が省ける
<吊るす収納のデメリット>
*S字フックやピンチハンガーを掛けるためのスペースが必要になる
*生活感が出やすい
デメリットが気にならなければ、洗濯ネットは吊るす収納がおすすめです。というのも、吊るしておけば乾燥した状態が続き、カビ対策までできるからです。洗濯ネットに湿気が残った状態で収納すると、カビの繁殖を招く可能性があります。吊るす収納は、風通しがよく、カビ予防の観点からはベストな方法といえるのです。
洗濯ネットの収納法②:入れる
入れる収納でよく用いられている方法が、「洗濯機の側面などにマグネットラックを取り付けて保管する」「バスケットや収納ボックスなどに入れて保管する」です。以下に、メリット・デメリットを紹介します。
<入れる収納のメリット>
*省スペースで収納できる ※洗濯機の側面などを利用する場合
*デザイン性の高いバスケットなどがあるので、見せる収納ができる ※バスケットや収納ボックスなどを利用する場合
<入れる収納のデメリット>
*必要なサイズを探したり、取り出したりする手間がかかる
*しっかり乾かしてからしまわなければ、カビが発生しやすい ※しまう前に「干す」という一手間が加わる
生活感を出さずに、スッキリとおしゃれに演出できるのが入れる収納の大きなメリットです。ただ、カビ対策はしっかりとしなければなりません。使用後は必ず干して乾燥させることが大切です。洗濯ネットは、脱水後に乾いているように感じても、実は水分が残っています。そのまましまうと、カビの原因に。必ずしっかり干してから収納しましょう。
| ⚫️ワンポイントアドバイス 〜入れる収納の意外なアイデア〜 ランドリールームにデッドスペースがある場合は、ファイルフォルダを利用する方法もあります。ファイルフォルダは縦型・横型各種揃い、厚さもさまざま。サイズごとに分けてフォルダを立てておけば、取り出しやすく、見た目もすっきり整います。とはいえ、こちらも、しっかり乾かしてから収納するのがポイントです。 |
番外編:入れる収納のお供にしたいおすすめグッズ

入れる収納に活用したいのが、ウッディラボの「ダニよけシリカ」です。ダニに対する忌避効果はもちろんのこと、防カビや防虫、消臭効果まで期待できる優れもの。そのヒミツはダニよけシリカの香り成分にあります。天然由来の香りがダニやカビを遠ざけ、繁殖を抑えてくれます。殺虫剤や忌避剤などの強い成分は一切不使用。人や環境へのやさしさも魅力のひとつです。手のひらサイズで使い勝手のよさも◎。使い方もいたってシンプルで、洗濯ネットと一緒に、収納スペースに入れるだけ。さわやかな香りが広がり、ランドリールームもリフレッシュします。
「吊るす収納」も「入れる収納」も、洗濯ネットはしっかり乾かしてから!
洗濯ネットはサイズも大小さまざま。家族が多い場合、それなりの枚数をそろえているご家庭もあるのではないでしょうか。数が増えれば、収納にも工夫が必要です。とはいえ、収納方法は大きく分けて「吊るす」か「入れる」かの2つ。自宅のスペースや生活スタイルに合わせて選んでみましょう。どちらの方法を選んでも、カビの発生を防ぐためにしっかり乾かすことを忘れずに!







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