この虫刺されは、もしかしてダニ?ダニに刺されたときの特徴と対処法

ダニよけのポイント

朝起きたらかゆみの強い発疹ができていた。もしかしてダニ刺されかな……と思うことがあるかもしれません。かゆみを伴う発疹にはさまざまな原因があり、ダニ刺されかどうかを、その症状から判断することは難しいものです。判断材料に役立つダニに刺されたときの特徴や症状とともに、対処法についてお伝えします。

かゆい!発疹が出た!ダニに刺されたときの特徴とは

かゆみを伴う赤いブツブツは、突然できると原因がわからず困ってしまいます。とはいえ、自宅でゆっくり過ごしていただけで、他に症状がないとなれば、ダニや蚊などによる虫刺されが原因ではないかと考えるかもしれません。判断に迷ったときは病院で受診するのが一番ですが、大ごとにはしたくないというときもあるでしょう。ダニに刺されたときの特徴を知り、あてはまるかどうかを簡単に確認してみましょう。

露出していない柔らかいところが刺されやすい

自宅の中で繁殖しやすいダニの種類として、イエダニやツメダニなどが挙げられます。イエダニはネズミに寄生するもので、吸血のために人を刺します。ネズミが出るような環境かどうかが、判断材料の一つになります。顔や手足を刺すことは少なく、わき腹や太ももの内側など、露出していない柔らかいところが刺されやすいとされています。

一方のツメダニは吸血ではありませんが、偶然、人を刺してしまうようです。こちらもおなかや下腹部などを刺すことが多く、赤い斑点がでて、強いかゆみがあるのが特徴です。

いずれにしても、ダニに刺されたときの特徴として考えられるのが、「露出していない肌の柔らかい部分」が狙われやすいといえます。

同じように、人を刺す虫には蚊やアブ、アリなどもありますが、通常、肌が露出した部分が狙われます。また、かゆみを伴う発疹がでるものとして汗疹がありますが、関節の内側や汗の付きやすいところなどに集中して発生するため、虫刺されとは違うことに気づきやすいものです。ダニ刺されは、一ヵ所に集中するのではなく、不規則な場所で発生するのも特徴といえるでしょう。

就寝時やカーペットで過ごしているときに刺されている

繊維が密集している製品は、ダニが発生しやすくなります。寝具やラグやカーペット、布製ソファ、ぬいぐるみなどに触れていると、ダニに刺されることがあるでしょう。特に、長期間、収納していたものを季節に合わせて取り出したばかりで保管中にダニ対策を行っていないというケースは、ダニの疑いが強まります。

かゆい発疹ができるメカニズム

かゆみと発疹は、ダニが持つ唾液成分へのアレルギー反応によって起こります。そのため、かゆみの程度や発疹の形状には個人差があります。また、ダニ刺されの反応速度は、人によって異なります。すぐにかゆくなる即時型反応であれば、すぐに対処しやすいかもしれません。しかし、翌日以降にかゆみが出る遅延型反応は、気づくのが遅れることがあります。同じ寝具で親子が過ごし、同じ日に刺されても、親と子で反応の出る速さとかゆみの程度、症状が続く時間が異なる可能性があることを知っておくとよいでしょう。

ダニに刺されたときの対処法

刺された場所や環境から、やっぱりダニ刺されだなと判断したら、まずは不快な症状を止めたいものです。自宅でできるダニ刺されの対処法をまとめました。

市販の塗り薬を使う

市販されている虫刺され用の塗り薬には、ダニ刺されに対応しているものもあります。主な成分は、ステロイドや抗ヒスタミン、抗生物質など。それぞれの特徴を知り、適切に使用するようにしましょう。

  • ステロイド
    炎症を鎮める(ベタメタゾン、コルチゾンなど)
  • 抗ヒスタミン剤
    かゆみを鎮める(ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミンなど)
  • 抗生物質
    化膿(かのう)するのを抑える(ゲンタマイシンなど)

成分によって作用する働きが異なるため、どのような症状に対して薬を使いたいのかを考えておくことが大切です。ただし、市販品を使用するときは、自己判断は禁物。値段や容量だけで決めるのではなく、薬剤師さんに相談しながら購入するようにしましょう。また、市販品の使用は、あくまでも自己責任です。特に子どもに使うときには注意が必要です。薬剤師さんに相談することを前提に、子供の年齢や体重、症状の程度などをきちんと把握し、すぐに伝えらえるようにまとめておきましょう。

ひどい場合には、皮膚科を受診

市販の薬選びに不安がある場合や症状が広範囲にわたる場合、かゆみや腫れが強い場合には、たかがダニ刺されと考えずに、皮膚科を受診するようにしましょう。特に小さな子供はかゆみを我慢できずにかきむしってしまいがちです。また寝る前に体温が上がり始めるとかゆみが増して、眠さとかゆさで機嫌がどんどん悪くなってしまうこともあります。肌の状態が悪くなってしまったり、睡眠不足が続いてしまったりするまえに、適切な治療を受けるようにしましょう。

【ダニ刺され予防に】ダニを減らし、増やさない対策を

一度刺されるとかゆみが強く、不快感が長引くダニ刺され。できるだけダニに刺されないようにするためにも、日頃のダニ対策が肝心です。ダニが増える原因となる環境を特定し、ダニを撃退するようにしましょう。ただし、ダニは刺されるだけでなく、死がいからアレルギーを起こす場合があります。ダニを撃退すると同時に、きれいにお掃除をしておくことが大切です。

先にもお伝えしたとおり、ダニが住み着きやすいのは、繊維が密集した場所です。さらに、ダニの繁殖に適した温度と湿度があり、エサがある場所で増えてしまいます。エサとなるのは、ホコリや髪の毛、食べこぼし、カビなどなど。布団やカーペット、ラグ、ぬいぐるみなどについたゴミを取り除き、太陽光の下で干したり、布団乾燥機などを使ったりして、ダニが死滅する温度まで熱を加え、しっかり処理するのがポイント。死滅させた後は、さらに掃除機をかけて、ダニの死がいを取り除きます。ダニを撃退したら、今度はダニ予防アイテムを活用しましょう。ダニの繁殖を抑制するアイテムを使えば、お掃除の手間も軽減できますね。

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ダニに刺される前に。日々のダニ対策を忘れずに

季節ごとに取り換える、お布団やラグ。保管中のダニ対策を怠ってしまうと、いざ使うときにはダニが発生しているかもしれません。しかし、ダニに刺されたかどうかを見極めるのは難しいものです。まずは、ダニ刺されの特徴を知り、対処方法を確認しておきましょう。ダニが原因だとわかったら、早めの対策を。しっかりお掃除した後は、ダニ予防も忘れずに行ってくださいね。

参考:Q7ダニに刺されたらどうなりますか?|皮膚科Q&A|公益社団法事に日本皮膚科学会

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