布団でダニ刺され、どう対処する?布団のダニ退治や対処方法をくわしく解説
朝起きたら体にダニ刺されを発見してしまった。そんな経験をした人は多いのではないでしょうか。布団はダニが棲みつきやすい環境であるため、寝ている間にダニに刺されてしまうことが少なくありません。布団でのダニ刺されを予防するためには、どうしたらよいのでしょうか。今回は、布団でダニに刺されないための予防策や、刺された時の対処法について、お伝えします。
布団でダニに刺されやすいのはなぜ?
布団は、ダニが棲みやすい環境であり、寝ている間にダニが活動するため、ダニに刺されやすくなってしまいます。また、家に棲むダニの中には、人を噛む種類であるツメダニとイエダニがおり、布団に発生すると刺されてしまいます。
布団はダニが増えやすい場所
ダニが好む環境について、考えてみると、エサがあって暗く狭い場所で、やや暖かく湿った環境は、ダニが繁殖しやすくなります。具体的には、温度は20℃以上、湿度は60%以上の環境を好みます。そのため、梅雨時期や夏には活動が活発化すると言ってよいでしょう。
また、布団の中は暗く、ダニのエサになる人間のフケやアカ、髪の毛が付着しやすいため、ダニが発生しやすくなります。さらに、家に発生するヒョウヒダニ(チリダニ)の繁殖にも注意が必要です。ヒョウヒダニは人を噛むことはないものの、人を噛むツメダニのエサになってしまいます。ヒョウヒダニが発生する環境があるとツメダニも増える可能性があり、ダニに刺されやすくなるでしょう。
布団だけじゃない。寝室の環境もダニの発生につながる
ダニが好む環境は、布団だけに原因があるわけではありません。布団の周辺に汚れやほこりがあり、ダニがいる環境だと、布団にダニが移ってしまうこともあります。布団や寝室はまめに掃除しないと、ダニがエサを求めて寄ってきてしまうのです。
さらに、人は寝ている間に汗をかくため、布団内の湿度は季節を問わず高い状況です。特に、加湿器を使用する時期には、外は乾燥しやすい時期であっても、部屋や布団の中はダニが発生しやすい環境となります。
布団でダニに刺された時の症状と対処法
ダニに刺されないように気を付けていても、ダニに刺されてしまうことがあります。布団でダニに刺されてしまった場合、どんな症状が出るのでしょうか。また、その時はどう対応したらよいのか、悩むこともありますよね。ダニに刺された時の症状と対処法について、詳しく見ていきましょう。
布団で人を刺すダニと刺された時の症状
布団で人を刺す可能性があるダニは、ツメダニとイエダニです。ツメダニは、0.3~1.0mmの小さなダニで、血を吸うことはないものの、人の体液を吸うことがあります。ツメダニの場合、翌日か、それ以降にかゆみが出てきて、だんだん赤く腫れていくのが特徴です。また、その後もしつこいかゆみが1週間ほど続きます。ツメダニは複数箇所を刺すため、体のいくつかの場所で症状がみられることもあるでしょう。
イエダニは、ツメダニよりも少し大きい0.6~1mmほどで、人を吸血することがあるダニです。イエダニは、皮膚の柔らかい場所や、血管の近くを好んで刺します。ツメダニと同様、複数箇所を刺すため、体のいくつかの場所で症状がみられることがあります。イエダニに刺されると、刺された直後からかゆみや赤みがみられます。かゆみは10日ほど続くことが多く、水泡ができることもあります。イエダニの場合、吸血によって感染症を媒介することもあるので、注意が必要です。
布団でダニに刺された時の対処法
布団でダニに刺された時は、できるだけ刺されたところを触らないようにしましょう。かゆいからといって爪で強くかいてしまうと患部を傷つけてしまったり、症状が悪化してしまったりすることもあります。初期段階であれば、患部を流水で冷やす、市販の塗り薬を使用するなどして、かゆみを抑えるとよいでしょう。
早くきれいに治すにはステロイド外用剤がよいとされていますが、使い方によっては副作用が出る可能性もあります。また、症状や体質などによっても適した薬は異なりますので、自己判断はおすすめしません。市販の塗り薬を使う時には、薬剤師や登録販売者に相談し、ご自身に合うものを購入するようにしてください。
また、患部の腫れや痛みが強い場合や、広範囲にわたって症状がみられるとき、傷ができている場合には、皮膚科の受診をおすすめします。
ダニに刺された時の特徴や対処法について詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
布団でのダニ刺されを予防する3つの対策
ダニ刺されは、寝ている間に起こりやすいもの。寝室の環境をととのえて、刺されないように対策をとっておきたいものです。ここからは、布団でのダニ刺されを予防するための対策を3つ紹介します。
部屋と布団を清潔に保とう
ダニ刺されを予防するためには、部屋と布団を清潔にしておくことが大切です。ダニは、人間のフケやアカ、髪の毛などをエサにするため、まめに掃除をして清潔にしておくことで、ダニの繁殖を抑えられるしょう。
また、湿度が高いとダニが寄ってきやすくなるため、定期的に部屋の換気をすること。また、まめに布団を干して乾燥させて、部屋や布団の湿度を下げることも大切です。適切な温度と湿度を保つことができれば、ダニも寄ってきにくくなるでしょう。
布団のダニを駆除しよう
布団には、知らず知らずのうちにダニがついていることがあるため、布団のダニを駆除しておくことも、ダニ刺され予防として効果的です。特に、ヒョウヒダニがいると、それをエサとするツメダニが寄ってきてしまうため、ダニの駆除は定期的に行っておきましょう。
ダニは熱に弱いため、布団のダニを駆除するためには、50℃の熱を30分~数時間当てるとよいでしょう。時間がない時にはスチームアイロンを活用し、時間があるときには布団乾燥機を数時間かけておくと、多くのダニを死滅させることができます。布団乾燥機にダニ退治コースがあれば、そちらも活用してみてください。また、ダニの死骸は、ダニアレルギーを引き起こす原因となりますので、熱でダニを死滅させた後は、しっかり掃除機をかけてダニの死骸を取り除くことも忘れずに。
季節の変わり目には、布団を水洗いするのもおすすめです。布団の洗濯方法については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
布団のダニ対策をしよう
布団にダニが寄ってこないよう、普段からダニよけグッズを使って、ダニ対策をしておくのも良い方法です。ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、天然由来の香りを主成分とするダニよけグッズで、アロマのさわやかな香りによって、ダニをよせつけず、繁殖を防ぎます。「ダニよけシリカ」には、アクアグリーンやベビーフローラルの香りの2種類、好きな香りを選べるのもうれしいですね。
また、ウッディラボの「虫対策福袋」には、ダニよけシリカに加え、「虫キライスプレー」もセットになっています。「虫キライスプレー」は、虫が嫌がる香りを高配合したスプレーで、気になるところにスプレーするだけで、虫を寄せ付けない空間を作ることができます。香りは、天然精油のレモンユーカリを主成分とし、そのさわやかな香りは、まるで森林浴をしているかのよう。
「ダニよけシリカ」「虫キライスプレー」とも、殺虫剤や忌避剤等の成分は不使用なので、小さいお子さんやペットがいるご家庭でも、安心してお使いいただけます。
布団にダニ対策をしてダニ刺されを予防しよう
布団はダニが発生しやすい環境なので、普段からしっかりダニ対策をすることが大切です。こまめな掃除や布団の乾燥を心がけ、ダニを寄せ付けない環境を整えましょう。また、便利なダニ除けグッズも活用しながら、手軽にダニ予防してみてくださいね。
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